11月4日。
フードバレーとかちマラソンの後、ホームセンターに行ってメダカを20匹購入してきました。
アメリカザリガニの逸登と混泳させるのが目的です。
獰猛なイメージのアメリカザリガニと一緒にさせるのは無理があるような…でも小さな小川で他の魚や生き物と一緒に暮らしていたアメリカザリガニなので、混泳も問題無いように思ったりして。
メダカの泳ぐ水槽の中で、アメリカザリガニが悠々と歩き回る様は私の憧れでもありました。
もちろん、メダカにはエサとしての意味合いも。
アメリカザリガニを飼ってみて知ったのですが、想像以上に彼らは草食だったりします。
なんとなく動物性のエサを好むと思っていたのですが、水草やレタス、キャベツも好んで食べます。
あれほど小川で釣りエサとして食いついたチクワなんかは見向きもしなかったりしてw
植物成分の多いプレコのエサをあげていましたが、やっぱり水草やレタスの方が好きみたい。
意外とメダカとの混泳はイケるんじゃない?(^^)
長男ハルトの通っている学童保育にもいくつか水槽があります。
アメリカザリガニや水草の魚は川で捕まえてきたもので、アメリカザリガニの水槽の中にはドジョウやらウグイやら、他の魚が元気よく泳いでいたりして……。
そんな風景を目の当たりにしたことで、メダカ導入への後押しになったのでした。

おぉ、なんかいい感じ~。
メダカ君達も意外と元気に、そして逸登の方が少し戸惑っているような…そんな雰囲気も(^^;
もっとメダカを追いかけたり、捕まえたり…と獰猛なアメリカザリガニのイメージを存分に発揮してくれるのかと思いきや、本当にのんびり、まったりとした空間が広がっています。
翌日。

メダカが5匹お亡くなりになっておりました(^^;
ホームセンターから持って帰ってきた時点で、弱っているメダカが数匹いたのですが…
水あわせは厳重にしたけれど、PH合わせはしていないから、導入の段階でお亡くなりになったのでしょう。
5匹のメダカは水底に沈んでいました。
そこで、割り箸でつまんで逸登の近くへ。
しばらく様子を伺っていましたが、死んだメダカを見つけてモグモグと…。
こうして眺めていると、この地球上で最も凶暴で獰猛なのは人間なのだなあ…と実感したりして。
世間一般的には獰猛と思われている動物だって必要以上の殺生はしない。
必要以上の殺生をするのは人間だけ。
なんだか複雑な気持ちです。

我が家で最も凶暴な生物の登場。
水槽をバンバン叩き、逃げ惑うメダカに大興奮。
やめれーーーーー!!!!
普段温厚(?)な母ちゃんはな、水槽と植物とわんこに手を出したら怖いんだからな。
そして、悲しいお知らせ。
水槽にメダカを入れてから、逸登は少しおとなしくなりました。
水面でメダカがチラチラ動くこともあってか、脱走を企てることも少なくなり…「おっ。これはなかなか良い効果だな」なんてのんきに構えていたのもつかの間。
私がうっかりと水槽上部にサランラップを巻くのを忘れてしまった夜。
(水槽のフタを私が踏んで割ってしまったので、フタがない状態だったのです。なかなか予算がなくて、フタが変えないんだよぉう涙)
彼は水槽から姿を消しました。
必死の捜索の甲斐も無く……二日後に玄関で仰向けに倒れているのを発見。
あれほど玄関だって靴の中までひっくり返して探し回ったのに(ToT)
マッカチンも逸登も、アメリカザリガニの習性なのか、よく脱走を企てます。
でもそのたび、どこにいても「ガサゴソ」という音で捕獲することが出来たのに。
11月7日。
水槽からいなくなった夜。
確かに夜中に物音を感じました。
メダカの到来により、脱走は当分しないだろうと安心しきっていた私には、まさかそれが逸登の物音だとは気づかなかったのです。
おくさん(犬)がガサゴソ拾い食いでもしてるのかと(ToT)
うわぁあああーーーーーん、逸登、ごめんよぉおおおおーー。
逸登は大のお気に入りでした。
体も大きくて、真っ赤な色や立派な体格、それにユーモラスな動き。
そして時々脱走を企てるアメリカザリガニは、なんだか物思いを秘めたような不思議な魅力があるのです。
彼は何を求めて、水槽から出て行ったのでしょうか。
仲間が欲しかったのか、それとも理想を求めて旅に出たのか。
彼の向かった先にあるのは死への入り口だというのに。
水槽にさえいれば、もっと長生きできたのに。
彼の切なげな亡骸を見て、思わずポロリ。
「理想郷なんて、どこにもないんだよ……逸登」
ザリガニの死は、いつも切なさが伴います。
たかがザリガニ。されどザリガニ。
茹でたら伊勢エビの味だそーですが……まあ、それはおいといてw
(わたしゃカニアレルギーだから、ザリガニは食わんけどね)
私が逸登の捜索に必死になっていた11月8日。
新たなご縁がありました。

長男の友達の家で、ザリガニの子供が産まれたのだそうで。
たくさんいるから…ということで、子供が貰ってきたアメリカザリガニの赤ちゃん。
私は逸登が出てくるだろうと信じていたのですが、この赤ちゃんを見て「もう二度と逸登と生きた姿で再会出来ない」…そんな気がしました。
きっとこれはそういう巡り合わせなのだろうと。
まあ、脱走したザリガニが陸上でそう長生きできるわけもなく。
11月8日にやってきた赤ちゃんは全長1センチほど。
もう2週間近く経ちましたが、名前はまだありません。
今回の名前係のハルト、早く命名してちょんまげ。
11月17日には脱皮して、全長1.5センチになりました。
小さいのでプリンカップ在住です。
早く大きくなあれ。
まだしばらく、ザリガニとの同居生活が続きそうです。
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テーマ:☆水槽の中☆ - ジャンル:ペット
- 2012/11/21(水) 02:03:57|
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